退職の美学

キレイに辞めて次のステップへ!

介護職が円満退職をするときのコツ

優秀な介護職を育成するためには、相応の時間が必要です。また、経験のある介護士がいなければ、適切な介護サービスを提供できなくなる恐れが介護施設には出てきます。そのため、仕事ができる介護職員ほど円満退職が難しくなっているようです。


ただし、必ずしもみんなが円満退職できないわけではなく、きちんと段階を踏んでいけば、トラブルを起こすことなく退職をすることは可能です。そのためには、まず退職する意志をできる限り早めに伝えることがポイントになります。本来なら、1ヶ月前までに伝えておけば問題ありませんが、人材不足の介護施設や自分がリーダー職についているような場合は、2~3ヶ月くらい前に伝えていたほうが良いかもしれません。余裕を持って退職までのスケジュールを組んでおけば、多少は引き止めをされる可能性はあるものの、職場側も新たな人材確保の期間があるため、退職しやすくなるはずです。


それからもう1つ重要なのは、自分の代わりになるような人材を1人でも多く育てることです。引き止めをされる理由は、貴重な介護職を失いたくないという考えが根底にあります。そこで、優秀な人材を1人でも多く育てておけば、自分が辞めた場合でも介護業務に支障を起こすことはなくなりますし、施設にも迷惑をかけなくてすむでしょう。


同じ職場で長く経験を積んでいるほど、新人教育を任せられることも増えます。もしも教育担当になった場合は、先述したように優秀な人材を育てることができるよう全力を尽くしましょう。優秀な人材に育てることができれば、公平な評価制度が取り入れられている職場であれば自身の評価も上がるはずです。人材不足の介護業界で、同じ志を持つ優秀な人材を少しでも増やすためにも、教育担当の機会は相手も自分も成長する良い機会だと捉えて臨みましょう。


介護業界で円満退職しにくくなるケースでよく目につくのは、周りの人材が育っていないのに、急に退職を願い出るケースです。従って、スムーズな退職を行おうとするのであれば、自らが円満退社のタイミングと状況を作り出すようにしましょう。そして、万が一引き止めにあったら、コチラに書かれたような内容を参考にして対処してください。